2026/07/02 00:00

Plastic Free Julyが始まって、今年も「暮らしを見直す1か月」がやってきました。

昨日のnoteでは、私が8年間Plastic Free Julyを続けている理由を書きました。
完璧を目指すのではなく、まずは気づくこと。
それがこの活動のいちばん好きなところです。

そこで今年の初日にやってみたのが、キッチンにあるプラスチックを全部見てみることでした。

普段から私は、できる範囲で使い捨てプラスチックを減らす暮らしをしています。
マイバッグを持つ。
蜜蝋ラップを使う。
なるべく長く使えるものを選ぶ。

だから正直、心のどこかで「うちのキッチンはそんなに多くないはず」と思っていました。

でも、実際にひとつずつ見ていくと、その考えはかなり甘かったです。

見える場所だけでも、しっかりある

まずは、目につくところから確認していきました。

冷蔵庫の中。
引き出しの中。
シンク下。
食器棚。
調味料を置いている棚。

改めて見渡してみると、すぐにいろいろ出てきます。

保存容器。
お弁当箱。
計量カップ。
食品トレー。
調味料のボトル。
冷凍保存用の袋。

見慣れたものばかりなのに、**「これはプラスチック」「これもプラスチック」**と意識して見ていくと、思っていたよりずっと多い。

数え始めて10分もしないうちに、
「あ、結構あるな……」
と、静かに現実を突きつけられました。

自分では“プラスチック”と認識していなかったもの

今回いちばん印象的だったのは、自分の中で“プラスチック扱いしていなかったもの”が意外と多かったことです。

たとえば、スポンジ。
シリコン製の調理器具。
冷凍食品の袋。
お菓子の個包装。
調味料の詰め替えパック。

どれも毎日の暮らしの中で当たり前に使っているものです。
便利で、軽くて、扱いやすい。
だから深く考えずに使ってきたものもたくさんあります。

でも改めて見ると、私たちのキッチンって、かなりプラスチックに支えられているんですよね。

保存、軽量化、衛生面、持ち運びやすさ。
プラスチックが広く使われてきた理由は、ちゃんとある。
その便利さの恩恵を、私自身もしっかり受けています。

「ゼロにはできない」と、改めて思った

数えながら、もうひとつはっきり感じたことがあります。

それは、プラスチックを完全にゼロにするのは現実的ではないということです。

食品の保存。
衛生管理。
輸送。
医療。
日常の安全性や効率を支えている場面は本当に多い。

だから私は、Plastic Free Julyを
「全部なくすための運動」
だとは思っていません。

むしろ逆で、**“何が必要で、何がなくても困らないのかを見極めるための時間”**だと思っています。

プラスチックを使っていること自体を責めるのではなく、
「これは必要なもの?」
「別の選択肢はある?」
と一度立ち止まってみる。

その視点を持つことのほうが、私にはずっと大切に思えます。

Plastic Free Julyは、我慢大会じゃない

環境の話になると、どうしても極端になりがちです。

これもダメ。
あれもダメ。
もっと減らさないと。
エコじゃない選択は悪いこと。

でも、私はそういう空気が少し苦手です。

もちろん、減らせるものは減らしたい。
でも暮らしって、理想だけでは回りません。
家族のこと、仕事のこと、時間のこと、予算のこと。
現実はいろいろあります。

だからこそ、Plastic Free Julyは我慢大会ではなく、気づくための1か月であってほしいと思っています。

普段どれだけ無意識に使っているか。
どこに改善の余地があるか。
何を大切にしたいのか。

それを知るだけでも、十分意味がある。

今回見えてきた「改善できそうなこと」

キッチンを見直してみて、すぐに全部を変える必要はないけれど、少しずつ改善できそうなポイントは見えてきました。

たとえば、

  • 野菜は、できるだけ包装の少ないものを選ぶ

  • 使い捨て前提のものではなく、長く使えるものを選ぶ

  • 壊れたらすぐ捨てるのではなく、まず直せないか考える

  • 買う前に「これは本当に必要?」と一度止まる

どれも地味です。
劇的な変化ではありません。

でも、こういう地味な選択こそ、暮らしをじわじわ変えていくのだと思います。

派手ではないけれど、確実に効く。
環境のことって、案外そういうものかもしれません。

すでに持っているものを責めない

今回キッチンを見ていて、改めて思ったことがあります。

それは、家にあるプラスチックを見つけても、自分を責めなくていいということです。

環境のことを意識し始めると、どうしても
「まだこんなものを使ってる」
「ちゃんとできてない」
と思ってしまうことがあります。

でも私は、今あるものを最後まで大切に使うことも、立派な環境活動だと思っています。

使えるものを捨てて、新しい“エコ商品”に全部買い替えることが、本当に環境にいいとは限りません。
むしろ、今持っているものを丁寧に使い切るほうが、ずっと自然な場合もあります。

だから大事なのは、責めることじゃなくて、まず知ること。
見てみること。
気づくこと。

そこから少しずつ選び方が変わっていけば、それで十分です。

1分だけ、キッチンを見渡してみませんか

もしこの記事を読んでくださっているなら、今日、キッチンを1分だけ見渡してみてほしいです。

どんなプラスチックがありますか。
自分では“自然なもの”だと思っていたけれど、実はプラスチックだったものはありますか。
「これはなくても困らないかも」と思うものはあるでしょうか。

Plastic Free Julyは、完璧になるための1か月ではありません。
暮らしの中にある“当たり前”に気づくための1か月です。

私もまだまだ途中です。
だからこそ、こうしてひとつずつ見直しながら進んでいきたいと思っています。

明日は、オーストラリアで当たり前だったことが、日本では当たり前じゃなかった——そんな文化の違いについて書いてみます。